▽『少年メリケンサック』
▽『少年メリケンサック』録り溜めてあったビデオを処分しようかと思いつつ、宮崎あおいが出てるから見てみようか、と思って見たら、なかなか面白かった。気になってネットで調べてみたら、監督・脚本が宮藤官九郎か、なるほど。ただ、ちょっと気になったのはパンク=暴力みたいなくくりが、ちょっと短絡的かな、というのと、映画とはいえメリケンサックで殴るシーンは痛そうで見るのがツラかった(笑)。
View Article▽『閉ざされた森』
『閉ざされた森』閉ざされた森(原題:BASIC)のあらすじhttp://movie.goo.ne.jp/movies/p34327/story.html《パナマの米軍クレイトン基地から訓練に出たレンジャー隊が、嵐の森で行方を絶った。17時間後、3名が発見されるが、彼らはなぜか味方同士で撃ち合い、捜索ヘリの目の前で1名が殺された。救助された2名のうち、ひとりは重傷、ひとりはオズボーン大尉の尋問に対して...
View Article▽森雅裕の小説の創作過程
森雅裕『推理小説常習犯―ミステリー作家への13階段+おまけ』(講談社プラスアルファ文庫)・資料集め《まず、資料は執筆にかかる数年前から蓄積しておく。はっきりした目的はなくとも、これはいつか使えそうだなという資料には普段から探索テンテナを立ててあるのだ。》・次作の構想《僕には複数の小説を同時進行させる能力がないので、かかえているのは常に一本きりだが、これが終わりに近づくと、次作の構想を練り始める。一本...
View Article▽ガイナックスの歴史をたどる
▼岡田斗司夫『遺言』(筑摩書房)『遺言』は、岡田斗司夫が、新宿ロフトプラスワンでやっていた自分について語るイベント『遺言』を書籍化したものである。学生時代の活動からガイナックスにおける創作や経営についてまで、「遺言」と呼べるほどに、詳しく語っている。面白かったのは絵かきの力関係について語ったくだり。《「うちには、貞本君って奴がいるんですけど、コイツが作画監督なんです」と言って貞本の絵をみせると、かな...
View Article▽『ナイロビの蜂』
『ナイロビの蜂』『ナイロビの蜂』という映画を見ました。見るきっかけとなったのは、アニメ監督の神山健治が好きな映画として上げていたからです。神山健治『神山健治の映画は撮ったことがない~映画を撮る方法・試論』(STUDIO VOICE BOOKS)《構造としては『機動警察パトレイバー...
View Article▽神山健治の映画は撮ったことがない
神山健治『神山健治の映画は撮ったことがない 映画を撮る方法・試論』(STUDIO VOICE BOOKS) 《端的にいうと、大嘘の難しさですね。ちゃんと時間にもまれないと、嘘の強度ってなかなか生まれないんですよ。……自分がついた嘘が自分の中で本物に思えるようになるまでには、繰り返しそのウソについて考える必要があって。そうでないと、どっかでブレーキがかかって、中途半端になるんですね。》
View Article▽『努力しないで作家になる方法』
鯨統一郎と言えば、いわゆる「バカミス」の第一人者だが、小説家になるまでを描いた自伝風小説『努力しないで作家になる方法』(光文社)を発表した。・高校時代のノルマ《高校の時には、寝る前に新潮文庫を、最低、十ページ読むことをノルマにしていた。これが馬鹿にならない。...
View Article▽小説家・逢坂剛
逢坂剛『小説家・逢坂剛』(東京堂出版)・新聞小説のリズム《スペインを舞台にした、複雑な構成の小説だったこともあって、目を通さなければならない資料が多く、神経をつかう。ウイークデーの夜は、そうした調べものや小説雑誌の短編、エッセーの仕事にあて、新聞小説の執筆は長時間集中できる、週休二日の土曜と日曜だけと決めた。その二日間に、一週間分を書いて渡すのである。...
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